明治大学ラグビー部、不祥事乗り越え7大会ぶり日本一!不屈の結束で掴んだ栄冠

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2026年1月11日、ラグビー全国大学選手権の決勝で、明治大学ラグビー部が早稲田大学を22対10で破り、7大会ぶり14度目の大学日本一に輝きました。この優勝は、単なる勝利に留まらず、チームが経験した「不祥事」からの低迷、そして「バラバラになりかけた」という危機を乗り越え、不屈の精神で掴んだ栄冠として、多くの人々に感動を与えています。

歴史的快挙達成!29年ぶりの2冠と早明戦連勝

今回の優勝は、明治大学ラグビー部にとって多くの歴史的意味を持つものです。関東対抗戦と全国選手権の2つを制覇するのは、1996年度以来29年ぶりの快挙となります。さらに、両大会で宿敵・早稲田大学に勝利したのも、29年ぶり2度目のことです。

就任5季目の神鳥裕之監督は、自身も選手として1995年、96年の連覇を経験しています。3度目の挑戦で悲願の初優勝を果たし、感慨もひとしおだったことでしょう。

決勝戦は、東京・MUFG国立で行われた「早明決戦」。明大は強固なディフェンスと着実な加点で、6大会ぶり優勝を目指す早大を退けました。後半42分、自陣ゴール前での早大の落球が日本一を決定づける瞬間となり、選手たちは抱き合い、スタンドの部員たちも喜びを爆発させました。

不祥事からの低迷とチームの結束

しかし、この栄光の裏には、大きな苦難と葛藤がありました。

規律強化の中での飲酒事件

明治大学ラグビー部は、昨年2月に新体制が発足した際、「私生活にこだわらないと日本一になれない」と誓い、寮生活の見直しや点呼時間の徹底、平日のオフの飲酒禁止など、規律の厳格化に取り組んでいました。しかし、昨年8月の長野・菅平合宿の最終日には、20歳未満の部員を含む飲酒が判明する不祥事が発生してしまいます。この事件により、チームは深い沈滞ムードに包まれました。

「バラバラになりかけた」危機を乗り越えて

不祥事の後、チームは簡単に立ち直れませんでした。関東対抗戦の初戦で筑波大学に12年ぶりに敗れるなど、低調な試合が続きます。そして11月3日、前日の慶應義塾大学戦での辛勝を受け、スタッフも含めた全員参加のミーティングで、チームは決定的な危機に直面しました。

メンバー外の選手から「本当にこのままでいいんですか」という声があがり、Aチームとノンメンバーの間にくすぶっていた「温度差」が露呈。主力が反発し、NO8利川副将が「バラバラになりかけた」と明かすほど、チームは傾いてしまいました。

しかし、この危機がチームを強くしました。彼らは話し合いを重ね、互いの気持ちを理解し、ミーティングの重要性を再認識したのです。その後は、週に4回、最長4時間にも及ぶ会議を重ね、例年にないほど時間を共有することで、チームは奇跡的な復調を遂げました。

「オール・コネクト」で掴んだ最高の栄冠

チームは「オール・コネクト(全てを繋ぐ)」をスローガンに掲げ、文字通り全員が一つになりました。決勝戦前には、メンバー外の選手たちが早稲田大学の攻撃パターンをコピーして練習相手を務めたり、寮を出るAチームの選手たちを拍手とハイタッチで送り出したりするなど、献身的なサポートを見せました。

これらの思いに応えるように、Aチームは決勝で素晴らしいパフォーマンスを披露。先制点を許すものの、動揺することなく着実に加点し、強力なディフェンスで早大をわずか1トライに抑えました。平主将は「80分スキを見せず戦うと1年間言い続けて、このフィールドでできた」と、その達成感を語っています。

完璧な一年ではなかったかもしれませんが、苦難を乗り越え、チーム全員の心が一つになったからこそ、この最高の舞台で「日本一」という目標を完遂できたのではないでしょうか。明治大学ラグビー部の不屈の精神と、真のチームワークがもたらした感動的な勝利でした。

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