ボートレース戸田で熱戦が繰り広げられる「WINWINパーク戸田9周年記念・東京スポーツ杯」が開幕しました。
その中でも特に注目を集めているのが、現在F2(フライング2回)という厳しい状況に置かれている藤井太雅選手(23=東京)です。通常であればスタートを慎重にする局面ですが、彼は驚くほど前向きな姿勢で今節に挑んでいます。
F2の苦境と、それでも攻め続ける藤井選手の軌跡
藤井選手がF2となってしまった経緯は以下の通りです。
- 昨年4月:1本目のフライング
- 昨年8月(児島):節間2本のフライングでF2に
- 昨年9月~11月:フライング休み
- 昨年12月(福岡):復帰節でフライング
- 今年1月(多摩川):次節で2本目のフライング、再びF2に
このように立て続けにフライングを切ってしまい、現在は非常に厳しい状況です。通常、F2の選手はスタート事故を起こすと長期の出場停止となるため、スタートを大きく控えることがほとんどです。
逆境をバネに、地力アップを誓う前向きな姿勢
しかし、藤井選手は違います。彼は「スタートで少しでも先行できれば、稼げると思っています」と、あくまでも攻めの姿勢を崩しません。フライングを量産してしまったのも、その積極的なスタートが原因だといいます。
もちろん、3本目のフライングは絶対に切れません。そのため、現在は独自の戦略でレースに臨んでいます。
「今はF2なので、コンマ20設定の全速でどれだけ近づけるかを試しています。技量の把握ですね。今はキツいけど、このF2を無駄にしたくないです」
この言葉からは、絶体絶命の状況だからこそ、自身の技量を磨き、地力アップにつなげようとする強い意志が感じられます。このF2期間を、単なる試練ではなく成長の糧と捉えているのです。
初日の手応えと、今節への展望
初日6Rでは6号艇で出走し5着に終わりましたが、舟足については「悪くないですね。めっちゃいいってこともないけど、道中の感じは良かったですね」と、感触は上々のようです。
そして、今節のレース展開についても冷静に分析しています。
「F2だけど、レースは降りてないです。今節は風が強くて他の人はスタートを放ると思うけど、自分はコンマ20設定の全速で行っているので、チャンスはあると思います」
風が強いコンディションでは、多くの選手がスタートを控えめにする傾向があります。そんな中で、藤井選手が「コンマ20設定の全速」でスタートに挑む姿勢は、まさしくチャンスを掴むための戦略と言えるでしょう。
まとめ:不屈の精神で「穴」を狙う!
F2という極限のプレッシャーの中で、決してレースを諦めず、むしろその状況を成長の機会と捉える藤井選手の精神力には感服いたします。
他の選手がスタートを躊躇するような状況で、彼がどこまで攻められるのか。そして、その攻めが吉と出るのか、それとも危うさをはらむのか。F2と言えども、決して軽視できない存在です。今後、もしかしたら大きな「穴」をあける存在になるかもしれません。藤井選手の熱い走りに、ぜひご注目ください。
#ボートレース #藤井太雅 #戸田ボート