2026.10.02 / VOL. 40 / 全 666 記事

トリウィア

高解像度な本音。

ぼんやりした世論を、Webディレクターの解像度で鮮明に、かつ辛口に切り出す記録。

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格安SIMに乗り換えないアンタが払っている「面倒くさい税」は、年間で数万円だよ

格安SIMへの乗り換えを先送りしている間に失っている金額を計算し、損益分岐の考え方と、乗り換えで実際に困るポイントを整理します。

お金

「手続きが面倒」「よくわからない」。その気持ちはわかる。ただ、その面倒くささには明確な値札がついている。年間で数万円だ。何年放置しているかを掛け算すれば、それが今まで払ってきた「面倒くさい税」の総額になる。

まず、自分の請求額を分解する

最初にやることは比較サイトを見ることじゃない。今の明細を開くことだ。多くの人が、自分がいくら払っているかを正確に答えられない。

明細で確認すべきは3点。

  • 基本料金(プラン料金)
  • データ使用量の実績(直近3か月分)
  • 端末代の分割残債と、各種割引の適用状況

ここで多いのが、20GBや無制限のプランを契約しているのに、実際は月3GBしか使っていないケース。使っていない容量に毎月払い続けている状態だ。

損益分岐は「解約金」ではなく「割引の消滅」で決まる

乗り換えのコストとしてよく語られるのは解約金だが、現在は多くのプランで撤廃・縮小されている。実際に効いてくるのは別の要素だ。

  • 端末代の残債(乗り換えても支払い義務は残るのが原則)
  • 家族割・光回線とのセット割の消滅
  • キャリアメールの継続利用料

特に見落としがちなのがセット割だ。自分が乗り換えることで、家族側の割引まで減ることがある。世帯単位で計算しないと、個人で得して世帯で損をする。

MNP転出は原則無料、番号は変わらない

電話番号はMNPで引き継げる。MNPワンストップに対応している事業者同士なら、転出元での予約番号の取得すら不要で、転入先の手続きだけで完結する。ここは以前よりかなり簡単になっている。

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乗り換えて実際に困ること

安さだけを見て決めると、後から効いてくる差がある。正直に挙げる。

  • 昼休みと夕方の速度低下: 大手のサブブランドは比較的安定、MVNOは混雑時間帯に落ちやすい傾向がある
  • キャリアメールが使えなくなる: 有料で継続できる場合もあるが、そもそもフリーメールへ移行しておくべき
  • 店舗サポートがない: オンライン専用プランは特に。自力で設定できない人には向かない
  • 電話をよくかける人は要注意: 通話定額の有無で総額が逆転する

逆に言えば、データを大量に使わず、通話も少なく、自分で設定できる人なら、乗り換えないほうが不合理だ。

やる順番

  1. 直近3か月のデータ使用量と請求額を確認する
  2. 端末の残債と、家族割・セット割の適用状況を洗い出す
  3. 使用量に合ったプランを2〜3社に絞る(1GB以下・3GB・20GBで料金帯が変わる)
  4. SIMロックの有無と、乗り換え先の対応バンドを確認する
  5. MNPで転入手続きをする

作業時間は、調べる時間を含めても2〜3時間程度。それで年間数万円が浮くなら、時給としては悪くない。

まとめ

通信費は固定費だ。一度直せば、その効果は何もしなくても毎月続く。1回の食費を我慢するより、はるかに効率がいい。面倒なのは最初の1回だけだ。

参考・出典

※制度・統計・ガイドラインは改定されることがあります。実際の手続きや判断にあたっては、各機関の公式サイトで最新の内容をご確認ください。(リンク最終確認: 2026年9月1日)

書いた人

トリウィア編集部

ぼんやりした世論を、仕様書を読む解像度で切り出しています。Webディレクター兼エンジニア。